Seiko Mikami Project
今野裕一・夜想編集長が出演!
Seiko Mikami Project「三上晴子をめぐる新たな鍵…は一つではない」
3/14(月)19時ー21時 Seiko Mikami ProjectのトークをDOMMUNE(http://www.dommune.com/)
で放送!→終了しました。
アーティスト三上晴子(1961-2015)。
三上の80年代の軌跡を追った展覧会「三上晴子と80年代」から見えてきたこと、
三上のARTLABとYCAMで制作された作品について、
教育とアーカイブについて話し合います。
会場での傍聴も可能です。
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【タイトル】
Seiko Mikami Project「三上晴子をめぐる新たな鍵…は一つではない」
【放送時間】2016年3月14日月曜日19時ー21時
【アドレス】http://www.dommune.com/
【会場】東京都渋谷区東4−6−5ヴァビル地下1階 DOMMUNE Studio
*会場での傍聴:入場料が必要です。ご予約はDOMMUNEサイト「DOMMUNEスタジオに行ってみたい!」(http://www.dommune.com/about/)まで。
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【1部】展覧会「三上晴子と80年代」
出演:今野裕一(夜想編集長) X 馬定延(研究者/映像メディア学)
展覧会「三上晴子と80年代」の作品と資料およびその背景となる時代像について、そしてそれと関連するトークイベントでの議論を整理する。また今後の展開についても話し合う。
【2部】ARTLABとYCAMで制作された作品
出演:四方幸子(キュレーター) X 渡邉朋也(アーティスト)
三上晴子との出会いから、ARTLABでの《Molecular Clinic 1.0 on the Internet》(1995)《Molecular Informaticsー視線のモルフォロジー》(1996)制作にいたるまでの経緯とその過程、その後、YCAMで《Desire of Codes》(2010)の制作と世界巡回などについて。
【3部】多摩美術大学における教育とアーカイブ
出演:久保田晃弘(多摩美術大学教授) X 渡邉朋也(アーティスト) X馬定延(研究者/映像メディア学)
多摩美術大学における三上晴子との教育実践について。今後の三上アーカイブに関する取り組みと展望について。
【総合討議】
出演者が全員で総合討議を行います。
この展覧会は終了いたしました。情報および資料のご提供など、多数のご協力をいただき、ありがとうございました。
今回の展覧会のために行ったインタビュー、トークで得られた情報、来場者の方々から頂いた情報等をまとめたドキュメントを制作いたします。
情報は夜想/パラボリカ・ビスのホームページにて発表いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
http://www.yaso-peyotl.com
関係者、来場者からの作品や資料の提供があり、会期を延長しました。
11月1日[日]17:00まで開催します。
追加作品・資料:
舞台「ワルプルギス」舞台美術プランのドローイング、「ワルプルギス舞台」舞台写真、「バリカーデ」(飴屋法水との共作)の脚本・直筆の書稿、84年三上のパフォーマンスのフライヤーが入ったカセットマガジン「TRA」、小作品など。
他、"Bad Art for Bad People"(1986)に使用したと思われるケーブルを山川冬樹がライブの際に組み立てました。会期中展示しています。
Cross Section of Metropolitan Neuro System/1986/© Lyu Hanabusa
三上晴子は、80年代という時代とともに鮮やかに登場しました。1985年の初個展「滅ビノ新造型」で脚光を浴びる以前に、すでに東京の最先端のアートシーンにおいて、華やかな存在として注目を集めていました。その後、神経や脳を思わせるケーブルやコンピュータの電子基板を使ったオブジェやインスタレーションを発表、急速に発展する情報社会における都市と身体の関係を提示するものでした。膨大な廃棄物が集積され作品へと転化された光景は、ポストモダンが始まり、バブル経済に向って変容する都市に逆襲するかのようなデッドテックな雰囲気に満ちていました。
92年に渡米しコンピュータ科学を学ぶなか、不可視の情報と身体の関係へと興味が移行、90年代半ば以降、インタラクティヴ作品を発表し始めます。それと同時に三上は、80年代の作品を封印するようになりました。しかし80年代の活動は、素材や表現方法が異なっていようとも、アーティスト三上晴子が形成された基盤であり、その根幹や問題系は、近年の作品に至るまで通底しているのではないでしょうか。
おそらく今という機会を逃すと、80年代の作品や資料が散逸し、辿れなくなる可能性があります。今後のアーカイブ構築へとバトンを渡すべく、会期中もトークショウや聞き取りなどによって、資料の収集を行いたいと考えています。
■Seiko Mikami Project v.1 「三上晴子と80年代」
■2015年10月2日[金]〜11月1日[日]→会期を延長しました!
■月〜金/13:00〜20:00 土日祝/12:00〜19:00/最終日は17:00まで
*10月21日[水]、23日[金]は資料室をcloseします。 資料はご覧頂けます。
■会場:parabolica-bis [パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2-18-11 map
■http://www.yaso- peyotl.com
■TEL:03-5835-1180
■入場料:500円(開催中の展覧会共通)
■企画・キュレーション:今野裕一+四方幸子
■主催:
Seiko Mikami Project v.1実行委員会 (今野裕一/四方幸子/時里充/新妻葉子/馬定延/ミルキィ・イソベ)
パラボリカ・ビス
■協力: 多摩美術大学メディア芸術コース、P3 art and environment、株式会社レントゲンヴェルケ
[展覧会]
■作品展示
出品作品(予定)
《Iron Plant》(1984−1985)、《Dead Micky》(1987)、《Bio Chips》(1988-1991)、《Information Weapon》(1990)他
■資料展示
・三上晴子の80年代の活動歴と80年代年表の掲示
・三上晴子と関わりがあった方々からのコメント
・展覧会写真、記録映像、TV映像の上映
[イべント]
特に記載がないものは●前売・当日:1500円
●10/02[金]19:00〜 オープニングパーティ 無料
●10/04[日]20:00頃〜 トーク/飴屋法水(演出家、美術家)
●10/10[土]17:00〜 トーク/椹木野衣(美術評論家)×山川冬樹(ホーメイ歌手・美術家)
●10/12[月・祝]19:00〜 トーク/山形浩生(評論家)
●10/16[金]19:00〜 トーク/嘉藤笑子(Art Autonomy Networkディレクター)×常葉のゆり(コーディネーター)
●10/24[土]19:00〜 ライブ/山川冬樹(ホーメイ歌手・美術家) *終演後トークあり 前売:2500円/当日:3000円
●10/17[土]19:00〜 トーク/都築響一(編集者)
●10/25[日]
15:00〜18:00
トーク/高祖岩三郎(批評家・翻訳家)、池内務(レントゲンヴェルケ代表)、芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)、今野裕一(夜想編集長)
ラウンドテーブル
18:00〜
クロージングパーテ/ライブ 予約不要・無料
出演:谷口暁彦、大西義人、加治洋紀(ひつじ)
□各日開演時間の15分前からご入場いただけます。
□イベントの料金には展覧会入場料が含まれます。
□終演後、展示をご覧頂けます。
□イベントの日程・料金・内容は変更になる可能性もございます。
[三上晴子 プロフィール]
©studio parabolica/Photo: Naoya Hatakeyama
1961年生まれ。
1984年から情報社会と身体をテーマとした大規模なインスタレーション作品を発表。
1992年から2000年までニューヨークを拠点に日本及び欧米で数多くの作品を発表する。
1995年からは「知覚によるインターフェイス」をテーマとしたインタラクティヴな作品を発表。
2000年に多摩美術大学情報デザイン学科に着任。国内外の美術館・ギャラリー、メディア・アート・フェスティバルに出品参加。2013年には《欲望のコード》(山口情報芸術センター[YCAM]委嘱作品、2010)が第16回文化庁メディア芸術祭のアート部門で優秀賞を受賞。
2015年1月2日没。
[三上晴子 80年代の主な活動]
1984
■パフォーマンス “クリーンアップした都市空間に反発し建設現場で酷使され工場で機械としての機能を失った鉄の叫び”、シリン、東京
■パフォーマンス “ナムジュン・パイクをめぐる6人のパフォーマー”(ナム・ジュン・パイク、坂本龍一、高橋悠治、髙橋鮎生、立花ハジメ、細野晴臣、三上晴子)、原宿ピテカントロプス、東京
■パフォーマンス “ナムジュン・パイク来日パフォーマンス”、主催ギャルリーワタリ(現ワタリウム美術館)、東京
1985
■「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン」のためのシンボル・マークオブジェの制作
■“ノイバウテン廃鉄立体写真展”、会場構成・オブジェ制作、WAVE ウェイブ・トップギャラリー、東京
■“マタイ1985東京ハプニング”、坂本龍一のためのオブジェ楽器制作
■個展 "New Formation of Decline 滅ビノ新造型"、恵比寿ビール工場研究所廃墟(現ガーデンプレイス)、東京
■イべント つくば科学万博で当時世界最大のテレビ、ソニーのジャンボトロンを用いたパフォーマンス「TV WAR」(コンセプト:浅田彰、音楽:坂本龍一、ビジュアル:RADICAL TV)映像提供、茨城
■パフォーマンス “鉄一揆~ハイテック内のローテックの反乱”、サウンド担当、スタジオフィリオ、 東京
■グループ展 “有楽町西武開店一周年企画 アンデパンダン20’s”、有楽町西武アートフォーラム、東京
1986
■イべント “ラディカルステーション”パルコ、東京
■演劇公演 “ワルプルギス”[東京グランギニョル]、舞台美術、大塚ジェルスホール、 東京
■個展 "Bad Art for Bad People 都市の断面図"、飯倉アトランティックビル地下1F、東京
1987
■演劇公演 “バリカーデ Baricade”[飴屋法水×三上晴子プロジェクト]、舞台美術、ATELIER RAMDE SCOP、東京
1989
■グループ展 "Outside the Clock beyond Good and Elvis"(キュレーション:ロバート・ロンゴ)、Scott Hanson Gallery、ニューヨーク、U.S.A.
■グループ展 "Techno-Metaphysics"、Grace Borgenicht Gallery、ニューヨーク、U.S.A.
1990
■個展 "Information Weapons 1:Super Clean Room"、トーヨコ地球環境研究所、横浜
■個展 "Information Weapons 2:Media Bombs"、アートフォーラム谷中、東京
■個展 "Information Weapons 3:Pulse BEATS"、P3 art and environment、東京
★三上晴子の作品写真、映像、活動に関する情報などのご提供もお待ちしております。
No Balance Missile/Installation/1990/©studio parabolica/Photo: Naoya Hatakeyama
★同時期開催
■シュヴァンクマイエル「ブリコラージュ」展
2015年9月5日[土]~9月23日[水・祝]
2015年10月3日[土]~10月26日[月]
■「シュヴァンクマイエル・トリビュート/マンタム・ディレクション」展
2015年10月3日[土]~10月26日[月]
■西條冴子人形展/Fragilitas, tuum nomen est,
2015年10月4日[日]~ 10月26日[月]