赤色メトロ Sekishoku Metro
スピカ/赤色メトロ
作品サイズ:約 90cm
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大粒の双眸は無垢であるからこそ残酷で、あどけなく結ばれた唇が押し留めているのは、いったいどんな物語なのか。
赤色メトロの人形と対する時、いつもそんな事を考える。
大胆におおきく場面を使い、確実な造形で数々の少女人形を制作する赤色メトロは、自身の作品について多くを語らない。
制作の工程であるとか技術的な話はぽつりぽつりと聞くのだけれど、事が人形の本質に及ぶと、彼女はそっと言葉を閉ざす。
目の前にいる人形が全てを語ってくれるのだからと。
なんだかそう言われているような気がする。
だから人形に問いかけるのだ、想いを乱反射する瞳をそっと覗きこみながら、少女人形に込められた唯一つの物語を読み解くために。
(平安工房 篠塚伊周)
記憶の庭/赤色メトロ
作品サイズ:約 50cm
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月に想いはいろいろあれど、赤色メトロの「月」にはかつて無い魅惑を抱いている。
かつて「昼の月、夜の月、朝の月」という作を折田克子に書いたことがある。
生来少女の時を永遠に持つダンサー折田克子も秘かに月を胎していた。
月は少女の想いを託す鏡でもある。
赤色メトロの人形にはどこかに「踊り」があって、それが月にとても似合っている。
ビスの会場で今日、昼の月、夜の月を抱く少女が邂逅した。
(今野裕一)
朔日/赤色メトロ
作品サイズ:約 50cm
eclectic 夜想+平安工房人形展
2016年3月4日[金]~28日[月]
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■入場料:500円(開催中の展覧会共通)
■会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]東京都台東区柳橋2-18-11 map
■http://www.yaso-peyotl.com
■TEL:03-5835-1180
[同時期開催]
・さやか/「Counting FIRE」 2016年2月19日[金]~3月14日[月]
・中川多理/物語の中の少女「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」2016年2月20日[土]~3月28日[月]
・「こわかわ少女隊」2016年3月5日(土) 〜28日(月)
・妖 原画展「CHROME」2016年3月18日(金)〜4月11日(月)
[イベント]
・井上弘久のワークショップ「歩く・聞く・触れる・出会う」2016年3月4日〜6日[日]・11日[金]〜13日[日]
・松永天馬・朗読と歌の会「春の詩人狩り」 2016年3月19日[土]
・紅日毬子 朗読劇/再演・砂男と少女自動人形について 2016年3月20日[日]