「Shi-an」丸岡和吾個展
2016年1月8日[金]〜1月31日[日]
身体をどの位相で残像させるか、
あるいは髑髏そのものに身体を収斂させるか。
髑髏と髑髏を使った表現には、
それを体験する享楽がついて廻る。
二次元の氾濫に忙殺されて
久しく記憶の底に沈んでいた欲動が蠢く。
「Shi-an」は、思案、死庵…。シアン化合物、シアンの青は……という風に思い巡らしたところで、ブリンキー・パレルモを思い出した。ヨーゼフ・ボイスの弟子で、早逝した。ブルーで死を思わせる。色は思想を表すなどということを丸岡和吾と話したりした。今、自分自身はお茶に気持ちが行っていて、それは淹れ方というより、お茶そのものの味とか生成についてなのだが、こうして髑髏の茶室で髑髏の茶碗でお茶を飲んだりすると、淹れること、人と話すことにも興味が向かっていく。髑髏の茶碗は人間の後頭部が掌に入り、なかなか気持ちが良い。
丸岡和吾の作品の根底にはお茶があり、今の僕にはそこも大きな興味になっている。死をテーマにしているが、どこかにポップ感と乾いた感覚があり、すっとなじめる。
(今野裕一)
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レセプション●1月8日 19:00~
■丸岡和吾「焦げ絵ワークショップ」
●1月17日[日]start13:00~
●料金[前売・当日]:3000円(入場料含む)
●定員:5名
●対象:喫煙出来る方。煙草を使用します。
→終了いたしました。
■松村宗亮「Shi-an茶会」
●1月30日[土]start18:30~/20:00~
●料金[前売・当日]:3000円(入場料含む)
●定員:各回5名
→終了しました。
イベントの日程・料金・内容は変更になる場合もございます。詳細はwebにて随時更新いたします。
パラボリカ・ビス|東京都台東区柳橋2-18-11 ‹03-5835-1180
●月~金|13:00~20:00
●土日祝|12:00~19:00
●入場料|500円(開催中の展覧会共通)
●アクセス:
「浅草橋」JR東口・歩6分/都営浅草線A6出口・歩4分。駅から:江戸通りを
浅草方面に進み境耘閣の角を右折。2本目の道を左、1本目の道を右に入る。
■プロフィール
丸岡和吾 / Kazumichi Maruoka
1978年広島県生まれ。髑髏作家。東京を拠点に活動する。髑髏や骨をモチーフにした
陶器、ドローイングやインスタレーションなど、死をテーマに様々な表現を展開する。
■同時期開催
[展覧会]
・駕籠真太郎/「奇想大全」 2016年1月15日[金]~2月15日[月]
・「聖玻璃の天蓋」展 2016年1月15日[金]~1月31日[日]
[イベント]最新情報:http://www.yaso-peyotl.com