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「乱歩頌」

2016年5月13日[金]〜5月30日[月]


幻想小説・乱歩に耽る。

幻想怪奇の「芋虫」「パノラマ島奇談」「踊る一寸法師」の乱歩もあれば、
人形を秀逸に描く「押絵と旅する男」「人でなしの恋」の乱歩もいる。
月光に妖しい「目羅博士」も愛読の一冊。

小説を作品化する作家の手は、我々の読書とはまた異なって、視点を新たにしてくれる。
2016年2月、日野まきが人形をもって描いた「押絵と旅する男」を
井上弘久が朗読演劇で舞台にした。

レンズの中でもやもやとした像にふわりとピントがあい、
また蜃気楼の中に消えていくという乱歩の筆が舞台として鮮やかに甦った。
「乱歩頌」の展示は、また乱歩の楽しみを拡大していく一歩になるだろう。
日野まきは、新しく乱歩作品を作る。
駕籠真太郎の乱歩漫画、多賀新の春陽堂江戸川乱歩の挿画、
天野喜孝も乱歩の講談社文庫の表紙絵が集結する。

乱歩作を題材にした作品を愛でながら、乱歩に再会してお楽しみ下さい。


(今野裕一)






「乱歩頌」
2016年5月13日[金]〜5月30日[月]
★レセプション 5月14日[土]19:00〜

■月〜金/13:00〜20:00 土日祝/12:00〜19:00
■入場料:500円(開催中の展覧会共通)
■会場:parabolica-bis [パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2-18-11  map
■http://www.yaso- peyotl.com
■TEL:03-5835-1180
■アクセス:
「浅草橋」駅JR東口・徒歩6分/都営浅草線A6出口・徒歩4分
駅から:江戸通りを浅草方面に進み境耘閣の角を右折。2本目の道を左、1本目の道を右に入る。






[Artist]

天野喜孝、駕籠真太郎、多賀新、米澤一平、日野まき





[スペシャルイベント]

■遊読夜会「乱歩Ⅱ」
5月21日[土] start 16:00 →終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

「遊読夜会」は、四谷茶会記で赤羽卓美がナビゲーターを勤め、
世阿弥、三浦梅園、ユング、高山宏、宮澤賢治、ダンテなどを輪読してきた会です。
今回、場所を変え、パラボリカビスで、今野裕一(夜想編集長)をゲストに、人形と月と乱歩、幻想文学としての乱歩を輪読します。

テキスト:「人でなしの恋」「目羅博士の不思議な犯罪」
テキストは用意しますので手ぶらでおいで下さい。

料金:前売・予約2,000円(ドリンク付) ★要予約


■夜想茶会記 ——人形作家日野まきと
5月21日[土] start 19:00 →終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

乱歩を連作してきた日野まき。その新作を愛でながらの茶話会。夜想編集長がお茶を淹れます。
料金:前売・予約1,800円(お菓子+お茶付き、展覧会入場料込み)


■多賀新トークショー
5月22日[日] start 17:00〜 →終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
料金:前売・予約/当日1,500円(展覧会入場料込み)

展示作品の裏側にあるエピソードから制作の原点に迫ります。会場からの質問も積極的にお受けします。
多賀新の楽しいトーク、お気軽にご参加下さい。

申込>>TEL:03-5835-1180


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■米澤一平「屋根裏の散歩者」
5月29日[日] start 14:00/start 19:00

米澤一平が『屋根裏の散歩者』をタップで迫ります。
足下に拡がる音の迷宮が乱歩世界の曼荼羅と重なりあいます。

出演・演出:米澤一平/タップダンス 
音楽:松本ちはや/パーカッション 
照明:岡野昌代
料金:前売・予約2,500円/当日3,000円(展覧会入場料込み)


申込>>TEL:03-5835-1180/OnlineShop







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