中川多理/幻鳥譚 「老天使EX-VII」 「兎の胞衣を纏う子 VIII」
兎の胞衣を纏う子
兎や猫、愛玩小動物の背から掴んだ時に皮膚と骨が
ぬるっと擦れる感覚が手に伝わってくる。
その感覚が形になった兎の子。
胞衣は胎児を包んでいる膜および胎盤・臍帯のことだが、
歴史の中では、汚と聖を同時に纏う不思議な存在だ。
兎の胞衣を纏う子は、兎の子、兎の化身なのだろうか。
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老天使 EX-VII
老天使、それは天使と悪魔のアンドロギュノス。
山科の細流(せせらぎ)を渡る、太古の精霊
化鳥の声から生れた。
双頭の骨をもつ最強のスナイパー。
中川多理の老天使/鳥は、クリーチャーにならず
人にもならず人形として存在する。
中川の手から生れるもの総てが人形であることの証明。[今野裕一]
「老天使EW-IV」紹介ページ
→中川多理/幻鳥譚そして「老天使EW-IV」
中川多理「幻鳥譚」東京展
2016年12月3日[土]~2017年1月9日[月祝]
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00 ★水曜休館 ★12/27〜1/5休館
■入場料:500円(開催中の展覧会共通)
■会場:parabolica-bis(パラボリカ・ビス)
住所:東京都台東区柳橋2-18-11 map
電話:03-5835-1180
アクセス:
「浅草橋」駅JR東口・徒歩6分/都営浅草線A6出口・徒歩4分
駅から:江戸通りを浅草方面に進み境耘閣の角を右折。2本目の道を左、1本目の道を右に入る。