2004/10/30
ジュネ
Despariを見に
ダークキャッスルへ
主宰のジュネのアクト
聖書に火をかけるパフォーマンスとか
相変わらず
懐かしい
若松武史と
「腐爛の華」や「超男性」を
上演した頃を思いだす
ジュネにゲストに来てもらった
ジュネはあれから
ゴスを掲げて
パフォーマンスを続けていたのだ
2004/10/30
ゴシックハート
高原英理さん小谷真理さんの
ゴシックもの出版パーティーに出かける
ドレスコードがあるというので
生まれてはじめて
化粧してでかける
どんな顔していいのやら……。
元幻想文学の東雅夫さん
元トレヴィルの川合健一さんも
登場
で、元夜想の今野か……。
東さんがBK1でやっている
ブログに高原さんのことを書き込んだことが
きっかけ
次の日には
お返しに東さんが
夜想のゴスの特集を掲載してくれた
この速さと
パーソナル性が
何かを生んでいく
ブログの時代がくるかもしれない
2004/09/22
イノセンス1
球体関節人形は
頭蓋の内側と足の裏側を
くにゃりと曲がる力の
テンションで繋いでいる
土方巽は
舞踏は命がけで突っ立った
屍体だと言う
まさに立つという身体の基本が
動きの美しさを保証している
立つことと
球体関節人形の力学は相反する
球体関節人形のバトルシーンがあるが
当然のこと
描かれた人形の
動きも肉体の表情も
美しくない
人形のボディの魅力を引きだせていない
押井守が30年来のベルメール
という気持ちも分かるが
人形を持ち込む必要があったのだろうか?
人形は四谷シモンや吉田良やベルメールを
引用している
それぞれの人形がもっている背景とは関係なしに
ただ姿がそこにある
2004/09/16
ゴシックハート☆高原英理
ゴシックハート
高原英理
幻想の流謫地に
バラバラになって
白日の下に
さらされている屍体の
そのパーツを縫い合わせて
編んだ一枚の織物
幻想の手つきはいかにも
時代の申し子だが
一時代前の
絹の手術糸を
使っているのが
心憎い
織物に浮かび上がるのは
現代
ゴシックならぬゴスの現代
過去でないところがとても良い
高原英理は
幻想を
現代の地平で描こうとした
新世代の幻視者になるのだろう