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最悪なNHKの取材

カワイイTVの取材、最悪のクルーに最悪のプロデューサーだった。

あらかじめの打ち合わせで
夜想が何でBABY,THE STARS SHINE BRIGHTと澤田知子さんと組んで展覧会をしているかの主旨を説明してたが
まぁ、聞いちゃぁいなかった。
というのは、結局、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの方だけの取材になり
展覧会主旨は無視
場所のクレジットもしない
という感じで、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTと夜想主催のお茶会に集まってくるロリータさんたちの映像を欲しいということになった。
お茶会はBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの服のプロモーションではなく
ロリータさんの純粋なお茶会
もちろんBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの服を着ていなくてもOK。

お茶会は展覧会がクローズしてから行う。
なのにクローズの1時間前からどかどかとクルーは入り込み
お茶会の会場はこっちですかね…と機材を持ち込み
セットをしはじめ
なおかつ何だか知らない服をトルソーに着せて会場の端っこにどん、どんと置いていった。

澤田知子さんはBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの服を着て作品を作られた。
その意図とBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの服そのものとは微妙にスタンスが異る。
うちでの展覧意図も微妙に違う。
なので服と作品が被らないようにして展示をしている。
そんななかに展覧会会期時間中に他のブランドの服を置き去るという暴挙。

しかもクルーは笑いながら
面白いっすねと軽口を叩きながらの作業。

まだ会期時間中です!!
取材の意図が…という以前の態度の問題。
昔のボイスや三上晴子の取材の失礼を思い出しちゃった。

でとりあえず撤退してもらって
お茶会も終わる頃に、会場での取材を許可すると
何をやったかというと
他の、どこのブランドだか分らない服を二着もってきて
お茶会のお客さんにどっちがカワイイか投票させるというものだった。
しかもBABY,THE STARS SHINE BRIGHTのチーフデザイナーにコメントさせるという…。
もっとまずいのは
もってきた服は完成品ではなく襟もついていない仮の状態のものだった。

BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの20年のビンテージが満載されている会場で
なんてことをするんだ!!

カワイイのカの字も、ロリータの何かも、ゴスの姿勢も
分ろうともしないしまったく分っていない君たち、ほんと最悪。
世間に若干白い目で見られながら、カワイイを握りしめているロリータたちの気持ちを踏みにじる乱暴さ。
このまっちょな感じはほんといやだなぁ。
しかもマッチョなやり方に加担しているのが、このプロデューサー羽田まどか という女性だということだ。

ここまで書くのは
NHKだからだ。いつもメディアで反撃できない相手に一方的にイメージを出してきているからだ。
人はいろいろな事情がある。
ビジネスをしていたり、メディアで生きていかなくてはならなかったりするから
反撃できないのだ。それを良いことに…。うちは関係ないものね。小さいけどメディアで反撃する。


展覧会の意図は
最近のカルチャーは、経済の都合によって劣化コピーされ内容が見えなくなる傾向があるのに
そのことを評したり、論したりする人たちも、内容を取材したり見たりしないでその劣化コピーをそのものと思い評していく。
そうしているちにカルチャーとして定着したり、次の面白いものを生む力があったものがくだらないものに変わってしまう流れに
棹さしたかったということだ。
棹させなくても僕はちゃんと見たいという欲望がありそれをやろうとしているということだ。
その意図は羽田にも説明した。
でもちゃらんと無視して、暴挙に走ったという分けだ。
まさにNHKはは劣化コピーの権化だし、闘う相手は君だ!!ということがはっきりした。

問題なのは
私たちは商売じゃないですからといいつつ
バラエティ番組のようなやらせの仕込みをしたということだ。
もっともピュアに成立したお茶会の何かを見ずに、そこに嘘の、自分たちの企画を持ち込んで嘘のカワイイを演出したことだ。
BABY,THE STARS SHINE BRIGHTは20年の実績がある。
それをカワイイと思って来ている子たちに自分たちの仮説のカワイイを押し付け、褒めさせる嘘。
テレビカメラの前で否定をするような下品をロリータが持ち合わせていないのにつけ込んで
カワイイ
を言わせるシュチュエーションを作っている。
とにかく最低。
商売じゃないなら報道でも何でも良いから事実をドキュメントすべきだ。
それを見せようとしている場所で、まったく反対のチープな嘘を演じさせるNHK。
うーん。夜想も軽く見られたもんだね。
許さないよ!!

ゴス&(と)ロリを合せてパックにして置けば
それだけ読者が拡がるという巧みな雑誌の戦略からはじまっている。
ゴスとロリを合わせるのは。
それは良くある手法だ。たとえば創作人形とカスタムドールを合せたイメージを雑誌で作り出せば、読者の裾野が拡がる。
ある一つだけに特化させないで
次々劣化コピーのブランド(人形も服も)を発生させるように助長すれば裾野は拡がる。
そうやって生きのびるメディアが有り
そのメディアにのれば生きていけるブランドがあるという相互補助のシステムが劣化コピーとクリエイティブの劣化を呼ぶのだ。
最後には、作る側も組み合わせのパッチワークになる。

そしてそれを社会現象としてとりあげて
利用するメディアが出てくる。
横浜美術館とかNHKとか。
ここまでくると一般人が理解するイメージは、横浜美術館のゴスとかNHKのカワイイとかになってしまう。
それほど普通の人は馬鹿じゃないという信頼も僕はあるけれど
でもいわゆるメジャーのイメージは強い。
横浜美術館やNHKのビジネスは見えづらく公共っぽく見えるから
最終劣化ビジネスの駄目さはダイレクトには入ってこない。だから最悪だ。

このジャンル勉強不足で…
などと僕が怒りまくったあとに
言い訳していたけど
僕もほんの最近です!
そして勉強の問題じゃなくて人の仕事をレスペクトする姿勢で見るということと人にきちんと向うという
普通のことができていないことが問題なんです。
そこを分れよと思います。勉強不足で誤魔化してはいけないです。あなたたたちは人間としてまちがってますよ。
すくなくともクリエイティブをしている人たちに対する。
失礼だって言っているのは、僕にじゃないですよ。
BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの人たちと
その服が好きなロリータさんたちにですよ。
僕に謝ってること自体が
もぅ…って感じですね。

以上。

update2009/05/30