column
佐藤琢磨
雨が……
夜になって雨が降ってきた
今年は台風が異常発生
暑い夏のことは
すっかり忘れてしまいそうだ
佐藤琢磨は
ラルフ・シューマッハのラップ
を凌駕できなかった。
(ラルフはレーのファーステストラップ)
表彰台は無理だった
琢磨はそのことを
知って走ってた
バトンとの差は
たぶん燃料を積んだときと
軽いときで
マシンに差がなかったことが
原因で
3ストップの琢磨は
2ストップのバトンに勝てない
琢磨は実際には2ストップのアロンソとの
戦いを繰り広げていた
ことになる
バリチェロもクルサードも
琢磨を狙っていた
琢磨は
ドリンクなしで
古傷の痛みを抱えて
良く走ったと思う
佐藤琢磨というドライバーの
秀逸なところは
自分のイメージを
F−1界に植え付けながら
実力をつけていくところだ
F−3は1年目で
速さを見せつけて
2年目でチャンピオンになる
それ以外のやり方では
Fー1にいけない
自分には時間がないのだと
インタビューに答えている
戦略とはこういうことを
いうのだ。
日本ではじめて
戦略をもったドライバーの
登場だ
update2004/10/12
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華園のあった場所は……
麻生十番にあった
天井桟敷
斜め向かいの華園は
一軒家の中華料理屋さんで
当時珍しかった揚げワンタンが
美味しかった
天井桟敷の役者たちとも
仲良くしていて
食べるものは
ほか弁だったりした
華園にかよったのは
バルブの時代
ニューアカの人たちと
よく行った
細い道一本へだてて
世界が違う
そんなことを感じた
華園も天井桟敷も
その場所自体が六本木ヒルズに埋まり
いまは
場所の面影もない
最近友人が見つけて教えてくれたので
でかけた
相変わらず美味しい揚げワンタンだった。
update2004/09/30
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浅草寺
浅草寺の裏には浅草神社がある
今戸焼の夫婦の狐が奉納されるのだが
それを見に境内を横切ったら
提灯が
台風のあめかぜを避けるために
退避していた
ちょっとおちゃめ
update2004/09/29
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無人の浅草寺
人のいない仲見世通りには
いつも
幻想のロボットが走る
帝都物語にでてくる
あのロボットが
update2004/09/29
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ロクスソルス
押井守の「イノセンス」
セクサロイドの製造工場の名前は
ペヨトル工房が
出版したルーセルの
「ロクスソルス」社からとられている
ちなみに
日本にはロクスソルスという
オルタナティブ系の音のディストリビューターも
あって
もちろんこちらはよく了解している
ラインナップが良いので
たくさん所蔵している
update2004/09/28
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夜想
夜想の下阪がはじまった
終われば
展覧会、特装本、ポストカード、着せ替え人形
の制作と営業が待っている
地べたを疾走する日々が訪れる
恫喝して相手を萎縮させたり
支配しようとしながら
ディレクションする人たちが
いまだにあちこちに散在していて
力をもっている
そこまで激しくなくても
似たような人たちが
意外に多いのに気づく
相手を理解するのが
難しいからかもしれないな。
update2004/09/25
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80年代
奥村靫正+後藤繁雄+今野裕一
80年代のクラブ文化について
ボナ・マンディアルグ、坂本龍一、RTV、EP-4
80年代をバブルと重ねて見ると
80年代は95年までつながっている
否定的に扱われていたが
復権するのだろうか
後藤繁雄とは
この取材のあとで
80年代横綱編集者対談
京都・アート・ゾーンにて
後藤繁雄はその80年代
現場でよく一緒になったが
30分としゃべったことがなかった
今になって
こんなにじっくり話すことになるとは……
80年代をキーに考えることは
たくさんある
岡崎京子の作品もそうだし
菊池成孔
そしてフィッシュマンズなども
短期の流行で終わらないといいんだけど。
update2004/09/18