column
耽美
短いサイトで
感覚が
変化している
それは自分と言うよりも
環境という世界
その波が
ふと戻ってくるのか
あるいは
引潮になるのか
分らない
分らないから面白いのだが…
update2007/03/13
column
モスクの空
シチリアは、文化が混合している。
イスラムとキリスト教
ユダヤ教の教会もある。でも建築はモスク。
モスクのピンクのド−ムが
シチリアの青い空に
映えている。
ビザンチンの流れが
もう少し身体に入っていると
分ることももっと多くなるだろう
ちょっと残念
update2006/11/09
column
モレスキン2
モレスキンの黒の
フォルダーの中を
覗き込んで
本を頼んだ
自分の動機でなく
他人の動機で仕事をすることを
長く続けて
それが習い性になっているのかもしれない
どうやったらアーティストになれるのかと
聞かれると
自分の動機をもつこと
と、答えるけれど
自分はもっていない
きっとアーティストの資質がないのだろうと思う
そんなことを
言っていないで
すっと立てばいいのに
と、自分自身に言いたくなることもある。
update2006/03/26
column
モレスキン
モレスキンのフォルダーの中に
千切った文庫の
一ページが入っている。
一ページが欠如した
文庫が
存在している
その不在の実在を
どうやって埋めようかと
長いこと模索してきたような気がする。
答えはまだ
ないけれど
ちょっとだけ踏み込めそうな気もする
脳の皮膚が
破れたビニールのように
色を帯びてきた
update2006/03/22
column
フロー
最近、口角泡を飛ばして
話しをするということがなくなった
代わりに
メモをつけていたりする
最近は、カランダッシュの赤いボールペンで
ふと
その時まで
思ってもみなかったことが
浮かんだりもする
球体関節人形は
密やかに捩れている
update2006/03/21
column
俳優修業
以前、桟敷童子の公演をみたことのある
中野光座
唐版『俳優修業』を松本修が演出する。
モードの新旧俳優陣が出演。
たまたまとなりに唐十郎が座っていた。
ロマンティークが終わったかどうか。
そんなことを松本修は検証していたように
思う。
update2006/03/20
column
雨の降る日が
驟雨の似合う
窓がある
たまたま訪れたルーフのカフェで
ぼんやりしていたら
驟雨が窓を叩いた
仏蘭西を気取った
カフェの窓からは
そのままパリの薫がした
ちょっとアンニュイで
春を待つ
あの感じ
update2006/03/17