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【新刊】『小鳥たち』山尾悠子 中川多理
降りそそぐ小花、
時空はゆらぎ、
小鳥の侍女たちが行き交う庭園と城館。
そこは迷宮?
第46回泉鏡花文学賞受賞作家 山尾悠子の最新作!!
あらたな領域に踏み入る記念碑的小説。小説と人形が織りなす奇蹟の幻想譚。
『小鳥たち』
山尾悠子 文
中川多理 人形・写真
+++
装幀:ミルキィ・イソベ
本体価格:2,200円+税
発行:ステュディオ・パラボリカ
ISBN978-4-902916-41-6 C0093
四六判/104ページ/上製/カラー
お求めはコチラ>>online shop
★物語と人形たち
まず山尾悠子による「小鳥たち」という掌篇が書かれ、登場する小鳥たちを人形作家の中川多理が創作した。その人形作品を踏まえて『夜想#中川多理―物語の中の少女』に続編「小鳥たち、その春の廃園の」が書かれ、再び呼応して新たな人形が作られた。
さらに、最終章「小鳥の葬送」が書き下ろされ………。
★摩訶不思議な幻想小説の奇蹟の成立
山尾悠子の幻想譚は、場面が揺らぐように紡がれていき、確かにそこに伽藍はあるのだけれどもこちらの認識が朧になるという快楽性をもっている。構造はあるが、揺らいでグラデーションでずれていく。その揺らぎに現実の人形が参加しているのだ。
母、娘、そして侍女……風景も時間も
揺らぎながら紡がれていく、芳しく神々しい幻想譚。
【プロフィール】
❖山尾悠子 Yamao Yuko
一九五五年、岡山市生まれ。同志社大学文学部国文科卒業。七五年、「仮面舞踏会」(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。著書に『夢の棲む街』『仮面物語』『オットーと魔術師』『山尾悠子作品集成』『ラピスラズリ』『歪み真珠』『夢の遠近法』『角砂糖の日』(歌集)など。『飛ぶ孔雀』で、二〇一八年、第46回泉鏡花文学賞、二〇一九年、第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第39回日本SF大賞受賞。
❖中川多理 Nakagawa Tari
埼玉県岩槻市出身。筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業。DOLL SPACE PYGMALIONにて吉田良氏に師事。二〇〇九年より個展多数。札幌市で人形教室を主宰。主な作品集に『イヴの肋骨』、『夜想#中川多理―物語の中の少女』(ステュディオ・パラボリカ)。
https://www.kostnice.net
【京都】山尾悠子+中川多理『小鳥たち』出版記念 京都巡回展
山尾悠子の小説に、中川多理が人形創作で応えていくという、
ふたりの作家が交互に創作を重ねた希有な幻想譚、
『小鳥たち』の出版記念展、いよいよ京都に巡回いたします!
本作のために創った、黒衣の小鳥の侍女たち、
そして大公妃の人形をご覧いただけます。
9月20日[金]〜10月14日[月祝]*金土日祝のみオープン
会場:京都・山科 春秋山荘
詳細はこちら>>
山尾悠子+中川多理『小鳥たち』出版記念展 ←終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
山尾悠子の小説に、中川多理が人形創作で応えていくという、
ふたりの作家が交互に創作を重ねた希有な幻想譚、
『小鳥たち』を刊行する運びとなりました。
出版を記念し、中川多理の人形展を開催いたします。
本作のために創った、黒衣の小鳥の侍女たち、そして大公妃の人形をご覧いただけます。
7月19日[金]~8月18日[日]★火水休館
会場 パラボリカ・ビス
update2019/07/10
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作家別Facebookページ
作家別のFacebookページをつくりました。
過去に開催した「断章〜Fragments〜」展の
出品作品をご紹介しています。
作品は随時アップしていきますので、ぜひフォローをお願いいたします。
■相場るい児>>FB
■江村あるめ>>FB
■赤色メトロ>>FB
■土谷寛枇>>FB
■ヒラノネム>>FB
■吉田美和子>>FB
夜想 parabolica-bis >>Facebookページ
update2019/03/20
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中川多理写真展「貴腐なる少年たちの肖像」
2019年3月2日[土]~3月31日[日] @パラボリカ・ビス ←終了いたしました
オンラインショップで写真の販売スタートいたしました!>>お求めはコチラ
三島由紀夫『癩王のテラス』、山崎俊夫『美童』、アントナン・アルトー『ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト』、服部まゆみ『この闇と光』、山尾悠子『小鳥たち』……
『夜想#中川多理——物語の中の少女』出版記念展(京都・春秋山荘)には、東京の展示とはまた趣の異なる新作が並んだ。思いがけず、少年の人形が多く、しかも肉体と精神の闇と健全を交錯させる極北の頽廃が見られることになった。
京都の冬は厳しく、人形たちはひっそりとしかしながら孤高の存在を気高く時を過ごしていた。
歴史の中でひときわ異彩を放ったからこそ、三島が、アルトーが着目した少年たちが、中川多理の手によって形をもたらされ、そして展覧の期を終えて姿を消す。なんと至福の冬であったことか。
中川多理の選んだ小説を読返しながら、つくづく思うのは、人形の姿は、人や場面を写すのではなく、その存り様を収める器のようなものなのだと。なおかつ人を魅了し心に分入る不可思議の魔をもっているのが人形であるとすると、中川多理の人形の現在は、すでに伝説を生きているのかもしれない。
中川多理の写真によって春秋山荘での展示を、もう一度、深く体験し、
少年たちが運命としてもたなければならなかった[貴腐]がいかに精神を輝かせるかを追体験したい。
(今野裕一)
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森島章人+中川多理 対談
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■日時:3月17日[日]19:00~ ★要予約 ←終了いたしました。
■料金:1,500円(入場料込)
■会場:パラボリカ・ビス
森島章人によるヘリオガバルスに捧げる短歌の朗読も。
ギター演奏:安藤則男
ご予約はコチラ>>
「人形」―――中川多理へのオマージュ
中川多理の人形は痛みを知っている。繰り返される破壊の世にあって、人形も無垢ではいられない。
<形>は煉獄である。こころを持たないゆえに、なおいっそう、痛みは体軀に及び、人形たちはしんしんと耐えている。すでに内側に、何かが刻印されてしまったかのように。
人形たちは、目を閉じてそれを見る。それを美しい聖痕、あるいはいびつな星痕と呼んでもかまわないだろう。
森島章人
会場:parabolica-bis(パラボリカ・ビス)
住所:東京都台東区柳橋2-18-11map
電話:03-5835-1180
アクセス:
「浅草橋」駅JR東口・徒歩6分/都営浅草線A6出口・徒歩4分
駅から:江戸通りを浅草方面に進み中華屋「川湘府」の角を右折。2本目の道を左、1本目の道を右に入る。
★写真は展示販売いたします。
[同時期開催]
■断章〜Fragments〜展
2019年3月1日[金]~4月20日[土]★金土日祝のみオープン ←会期延長となりました
■「遊讀茶会」お茶と会話を愉しむ読書会
3月9日[土] 、16日[土]、30日[土]
update2019/03/04
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[村活、美活、茶活。]
みんなで作りみんなで楽しむ。茶も花も絵も!
村が活発になる、
新たな美術活動が生まれる、
様々な種類の茶作りが始まる、
そして様々に飲む。
季節時々に。
楽しく茶を飲む。
アートを楽しみながら。
2019年3月2日[土]
神奈川県愛甲郡清川村 リッチランド
(雨天決行!)
私たちは、京都・山科 春秋山荘で、お茶とアートをキーに様々な表現活動をしてきました。
特に京都、山科、古民家という場でしかできないことを形にしてきました。
竹林に竹の茶室を作ったり、庭にある材料で花を活けたり、絵を描いたり。
結果、場は活性化し、多くの人が集うようになり、さらに広いジャンルを巻き込んでの展開になりつつあります。
無農薬無施肥の茶はとても美味しいという認識が、活動をしているメンバーのきもちの根底にあります。
赤羽卓美さんとともにお茶を作ってきた茶畑のある清川村で、活動を共同してくれる場所が生まれつつあります。守屋都美子さんの畑と竹藪です。
今、念願の蓮茶の生産を目的とした蓮池を目指して、竹藪の整備は続いています。
無農薬無施肥の茶葉を昨年以上に作り、多くの人に味わってもらいながら、アーティストと様々な場面で、共同しながら活動の支援者の輪が拡がっていくよう活動をしていきます。
そのお披露目イベントとして、清川村でアートと茶のイベントを開催します。
(今野裕一)
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アートを遊ぶ、茶を楽しむ。
+─────────────────────────────────+
● 13:00~ ワークショップ
参加費:各1500 円
★ご予約はこちらから>>
①村を活ける。村の方々とともに。
身の回りにある花や花材になりそうなものを持ち寄って、
皆で村に花をいけます。
講師:中村美梢(草月流)
②竹で描く。
清川村の竹炭で作った竹墨で思い思いのものを描き、河原に展示
します。墨を作るところからでも、描くだけでも。
講師:麻生志保(日本画)
★ワークショップ開始前に、日本画(麻生志保)と花(中村美梢)のインスタレーションを行います。
● 16:00~ 大茶会
★一席1000円
それぞれの作ったお茶をお出しします。
ゆったりまったり楽しいお茶をどうぞ。
野外ですので暖かくしてお越しください。
・上原美奈子(吉賀町)
・赤羽卓美(清川村 紅茶)
・福田容子(清川村 釜炒り茶/和束町 紅茶)
・延原圭亮(清川村 釜炒り茶)+Jin Tanaka(清川村 紅茶+特製お菓子)
・今野裕一(清川村 うんか茶)
★会場(キャンプ場)には露天風呂もあります。ご自由にお楽しみください!
※別途料金がかかります
お問合せ・ご予約:パラボリカ・ビス 電話:03-5835-1180
イベントの日程・料金・内容は変更になる場合もございます。
●会場:リッチランド http://richland-camp.com
神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷4513-1 map
TEL046-288-1031
●アクセス
【電車・バスの場合】
小田急線「本厚木駅」→神奈川中央交通バス「宮ヶ瀬」行きまたは「上煤ヶ谷」行きに乗車→「坂尻」バス停下車(乗車時間は約40分)→徒歩20分
【車の場合】
東名高速道路厚木ICから約30分
[主催]ステュディオ・パラボリカ [協力]守屋都美子
update2019/02/24
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相場るい児 RUIJI AIBA 3 旅茶碗
旅茶碗とは、湯呑みよりは大きく、抹茶茶碗よりは小ぶりな茶碗のこと。
旅路のお供にどうぞ。
桃太郎旅茶碗 →onlineshop
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白沢旅茶碗 →onlineshop
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獏旅茶碗 →onlineshop
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九尾の狐旅茶碗 →onlineshop
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髑髏旅茶碗 →onlineshop
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人形旅茶碗 →onlineshop
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龍旅茶碗 →onlineshop
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竹旅茶碗 →onlineshop
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スイカ旅茶碗 →onlineshop
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龍急須 →onlineshop
相場るい児 / RUIJI AIBA
1964年
福岡県北九州市門司出身
1980-87年
福岡・大阪にて音楽パフォーマンス等の活動を精力的にこなす。
1988年
大阪学院大学卒業
1992年
愛知県窯業高等技術専門学校卒業
愛知県・瀬戸市にて作陶開始。全国各地にて個展開催及び展示会に参加。
◆近年の主な個展
2013年
3月「アートフェア東京2013 相場るい児・個展」東京国際フォーラム/おとまつ画廊
4月「相場るい児・陶展ー螺旋」ギャラリー顕美子/名古屋
2014年
3月「相場るい児・陶展ー残像」ギャラリー顕美子/名古屋
5月「相場るい児・陶展ー幻想陶記」JR三越伊勢丹 アート解放区/大阪
8月「相場るい児・陶展ー和華蘭ーWaKaRan」銀座三越・美術ギャラリー/東京
10月「相場るい児・陶展ー残像」軽井沢ニューアートミュージアム
2015年
3月 「相場るい児・陶展ー転生」ギャラリー顕美子/名古屋
7月 「相場るい児・陶展ー掌宇宙」銀座三越 アートスペース∞/東京
2016年
1月 「相場るい児・陶展ー寝子覚醒」靖山画廊/東京
相場るい児プロフィール詳細は>>
[開催中]
相場るい児「旅する茶碗」展
2018年11月2日[金]~11月25日[日]★金土日祝のみ
開場:京都・山科 春秋山荘
update2018/11/06
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相場るい児 RUIJI AIBA 2
されこうべランプ→online shop
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髑髏を持つ人形ランプ→sold out
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蛸と童子と髑髏→online shop
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髑髏に眠る童子→online shop
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蝸牛童子と髑髏→online shop
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蝸牛と少女と髑髏→online shop
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ドクロワンダーランドA→online shop
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ドクロワンダーランドB→online shop
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群髑髏丸根付→online shop
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孔雀旅茶碗→online shop
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孔雀小皿→online shop
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白鳳凰茶碗→online shop
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梟と蛙王子香合→online shop
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インコ茶碗→online shop
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アリス兎→online shop
この他にもOnlineShopにて作品を販売中です!
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相場るい児 / RUIJI AIBA
1964年
福岡県北九州市門司出身
1980-87年
福岡・大阪にて音楽パフォーマンス等の活動を精力的にこなす。
1988年
大阪学院大学卒業
1992年
愛知県窯業高等技術専門学校卒業
愛知県・瀬戸市にて作陶開始。全国各地にて個展開催及び展示会に参加。
◆近年の主な個展
2013年
3月「アートフェア東京2013 相場るい児・個展」東京国際フォーラム/おとまつ画廊
4月「相場るい児・陶展ー螺旋」ギャラリー顕美子/名古屋
2014年
3月「相場るい児・陶展ー残像」ギャラリー顕美子/名古屋
5月「相場るい児・陶展ー幻想陶記」JR三越伊勢丹 アート解放区/大阪
8月「相場るい児・陶展ー和華蘭ーWaKaRan」銀座三越・美術ギャラリー/東京
10月「相場るい児・陶展ー残像」軽井沢ニューアートミュージアム
2015年
3月 「相場るい児・陶展ー転生」ギャラリー顕美子/名古屋
7月 「相場るい児・陶展ー掌宇宙」銀座三越 アートスペース∞/東京
2016年
1月 「相場るい児・陶展ー寝子覚醒」靖山画廊/東京
相場るい児プロフィール詳細は>>
[イベント]
最新情報:http://www.yaso-peyotl.com
update2018/08/09
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日野まき Maki Hino
日野まき
黄泉色の瞑さはいつまでも開けることはない。
黄泉色は漆黒ではなくどこかに安易な希望を孕んでいる。
それでも昏さには変りはなく、ときに紅を潜ませたスカートをはいて街に出る。
紅を潰した黒インク。
黒に華やかさが出てきたね。
もう大丈夫。
誰かが声をかける。
大丈夫、私はいつもここにいるから。
そう答える。
相変らず、平静に穴が空いているけれど
私の胸には。
「声」 サイズ:約 440×440mm
→online shop
「黒インクと赤い糸」 サイズ:約 320×320mm
→online shop
「鳥籠が鳥を探しにいった」 サイズ:約 320×320mm
→online shop
鳥の声/鳥の入ル風景(とりのいるふうけい)
2018年7月20日[金]〜8月26日[日] ★火・水休館
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■入場料:500円(開催中の展覧会共通)
■会場:parabolica-bis(パラボリカ・ビス)
住所:東京都台東区柳橋2-18-11 map
電話:03-5835-1180
★パラボリカ・ビスでは、日野まきさんの作品を販売しております。
お問い合わせはパラボリカ・ビスまで。
TEL:03-5835-1180
メールでのお問合せはこちら≫
オンラインショップはこちら>>
日野 まき Maki Hino
長野県に生まれる。
1993年よりエコール・ド・シモンにて人形制作を開始。
1997年よりピグマリオン人形教室にて吉田良氏に学ぶ。
現在は貝殻を使った人形や、アクリル画を使用したpaper dollを制作。
立体でも平面でも人の形にこだわった作品を制作していきたい。
日野まき HP kitchen
http://makihino.org
update2018/08/08