2006/11/10
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2006/11/09
モスクの空
シチリアは、文化が混合している。
イスラムとキリスト教
ユダヤ教の教会もある。でも建築はモスク。
モスクのピンクのド−ムが
シチリアの青い空に
映えている。
ビザンチンの流れが
もう少し身体に入っていると
分ることももっと多くなるだろう
ちょっと残念
2006/10/24
小夜姫
カツカツ カツカツと
階段を上がる足音が聞えた
「ここかしら…」
山口小夜子さんがパラボリカ・ビスにふっと
現れた
12月からはじまる
展覧会の下見に
かなり面白いことができそうな感じ
僕と山口小夜子さんの間には
舞台の体験がある
勅使川原三郎、
そして寺山修司
話しに花が咲きそうだったが
それを押さえて
これからのパフォ−マンスに
イメ−ジを集める
山口小夜子さんは
ビルの入口に
黒髪の少女の姿を見つけた
もう
はじまっているのね
そう
呟いた
2006/10/24
小夜姫
カツカツ カツカツと
階段を上がる足音が聞えた
「ここかしら…」
山口小夜子さんがパラボリカ・ビスにふっと
現れた
12月からはじまる
展覧会の下見に
かなり面白いことができそうな感じ
僕と山口小夜子さんの間には
舞台の体験がある
勅使川原三郎、
そして寺山修司
話しに花が咲きそうだったが
それを押さえて
これからのパフォ−マンスに
イメ−ジを集める
山口小夜子さんは
ビルの入口に
黒髪の少女の姿を見つけた
もう
はじまっているのね
そう
呟いた
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» エッシャーの無限階段【動画】 from どーでも動画【youtube】
エッシャーのだまし絵から。オッサンがキモイのと、映像の雰囲気が怖いです^^;エッシャーの無限階段に、ハマってどうなるんだろう??・・最後は。 [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年10月27日 22:17
2006/10/16
大竹伸朗
大竹伸朗 全景 1955〜2006(MOT)
ブル−スかと思ってたら、こりゃぁロックだな、どう考えても。しかもロックンロ−ルじゃなくてべたなロック。斜に構えて見るなよ、まっすぐパッションを受けとりゃぁ良いんだよ。コンセプトが何だってンだよ。大竹伸朗の声が聞える。
あれだけのデザインセンスをもちながら、それを塗りこめるほどのパッションを絵に込める。凄いのはちゃんと見ろよという見せる姿勢だ。ずいぶん大竹の絵を見てきたと思ったけれど全然量を見ていなかった。2000点だものなぁ。それだけ描きたいということだし、それだけ見せたいということでしょ。ア−ティストだよな。
2006/09/27
深川芸者
少女娼館の
着物の少女たち
浅草の箱屋さんが着付けてくれた
本格の着こなし
箱屋さんは
人形の顔と
着物を見比べて
しばし黙想
そしてやおら
しゃっ、しゃっと帯を鳴らしながら
着せていく
ぞろりとした紫の着物の着こなしは
深川芸者、湯上がりの姿。
深川芸者はお座敷が終わった後
こうした風情で
湯にかよった。
着物で
こうした遊びができたのも
市丸邸の
お導きなのかもしれない。
深くならないと良いが…。
『縮屋新助』
2006/09/25
不機嫌
宝尽くしの
引着を着た子は
一瞬、不機嫌そうな顔をする。
何故だろう
男
のいるお座敷に出るのが嫌なのだろうか
男のために
というベクトルがちらりと出るだけで
反応する層が多くなった
それだけ
女性というものが
男性に隷属しないのが
通常のことになったからだと思うが
微妙に不自由さを感じたりもする
2006/09/16
幽霊の
江戸東京博物館で
歌舞伎舞踊「応挙の幽霊」を見る。
藤間勘十郎の振付が冴えている。
なにより
中村京妙の演技が
良い
もとは澤村宗十郎さんの出し物
少しコミカルなところがある
踊りを
可笑しみたっぷりにしかし笑いに落ちないように
端正に踊っているのが
凄い
綺麗だし…。
2006/09/01
鈴
僕の頭の後ろで
ちゃりちゃりと
長いこと鳴り続けている音がある
鈴のような涼しい音なのだが
ほんとは
木魚の音
金属製の木魚の音
何度も失った気がする
すがしさの
中で
その度ごとに
回復するもの
今回も。
2006/08/31
宝尽くし
宝尽くしの引着ができてくる。
贅を尽したと
言える代物。
この子に
心底の愛情をもっている訳でもないのに
ぐっと
自分の何かを賭けてしまう
私の
業は
様々なところやものに顕れていて
ちょっと恥ずかしい気もするが
それが
比較したら
美しいものであって欲しいと
思う。
絶対の美などとは
言える生き様はもっていない。
せめて
少しでも
と、
思う。
2006/08/25
暁光
冥府から抜ける
とき
必ずといってよいくらい言われるのは
振り返ってはいけないということ
振り返りはしなかったが
暁光が見えそうになる瞬間
止めてしまうという悪癖をもっていた
未知のものに
取り憑かれたようにのめり込む
くせに
できそうになると
止めてしまう。
柱三本…。
柱三本まで建てたら家は建てられる
そうなると先に進めない。
黎明に叛くもの/宇月原晴明の描く
松永久秀はまさに
そんな男。
警告なのかと思うほどの
リアリティで私の前に現れた
2006/07/24
2006/06/17
+++ポジティブになれるのか?
中学生は本を読まない
それがあたりまのことだと
中学の先生がしらっと言う。
そんな時代になった。
嘆きを聞いて
そんな中学生に
夜想を持ってもらう
それが
新たな挑戦!
と、笑ったら。
ポジティブですね、と感心された。
もちろん
やせ我慢で言っている…。
でも可能になったら面白いな。
足がかりとして
浅草橋に拠点をもった。
ギャラリ−機能もある。
ショップもある。
2006/03/26
モレスキン2
モレスキンの黒の
フォルダーの中を
覗き込んで
本を頼んだ
自分の動機でなく
他人の動機で仕事をすることを
長く続けて
それが習い性になっているのかもしれない
どうやったらアーティストになれるのかと
聞かれると
自分の動機をもつこと
と、答えるけれど
自分はもっていない
きっとアーティストの資質がないのだろうと思う
そんなことを
言っていないで
すっと立てばいいのに
と、自分自身に言いたくなることもある。
2006/03/25
月逍遊技
月逍遊技…
月が彷徨う
月に彷徨う
とことん迷ってみたい
山本タカトの頽廃に
その頽廃にスポーツのように
汗を流す
少年がいる
少女の性器をもった少年が
山本タカトの家に向かう途中
雲が
黄金の光を
背から浴びて
向こうから堕ちてきた
鎌倉らしいな
久しぶりに
故郷の町に立った
僕はそんなことを思った
2006/03/24
水の記憶
谷中の猫町
夕焼けだんだんのあたり
ちょっと上から見ると
限りなく沈んで見える。
それはかつて
水底にあった町
萩原朔太郎の『猫町』を
そうした水の町だと思っていたら
記憶違い
水ではなく
モルヒネに歪んだ
逆鏡の中に
写る
猫たちの町
妄想の町
水の匂いはしない。
2006/03/23
向島の
向島五丁目は
人が猫になる町
古い遊廓の香りが残っている。
香りは
タイル。
角にあるカドという
喫茶店で
パンニーニを食べて
(これがなかなか美味しい。ヒマワリの種が付いている自家製パンにモッツァレラ…)
長明寺の桜餅を一つ買って
土手の桜を見にでかける。
ああ、でもまだ三分咲きだ。
2006/03/22
モレスキン
モレスキンのフォルダーの中に
千切った文庫の
一ページが入っている。
一ページが欠如した
文庫が
存在している
その不在の実在を
どうやって埋めようかと
長いこと模索してきたような気がする。
答えはまだ
ないけれど
ちょっとだけ踏み込めそうな気もする
脳の皮膚が
破れたビニールのように
色を帯びてきた
2006/03/21
フロー
最近、口角泡を飛ばして
話しをするということがなくなった
代わりに
メモをつけていたりする
最近は、カランダッシュの赤いボールペンで
ふと
その時まで
思ってもみなかったことが
浮かんだりもする
球体関節人形は
密やかに捩れている
2006/03/20
俳優修業
以前、桟敷童子の公演をみたことのある
中野光座
唐版『俳優修業』を松本修が演出する。
モードの新旧俳優陣が出演。
たまたまとなりに唐十郎が座っていた。
ロマンティークが終わったかどうか。
そんなことを松本修は検証していたように
思う。