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幽霊の
江戸東京博物館で
歌舞伎舞踊「応挙の幽霊」を見る。
藤間勘十郎の振付が冴えている。
なにより
中村京妙の演技が
良い
もとは澤村宗十郎さんの出し物
少しコミカルなところがある
踊りを
可笑しみたっぷりにしかし笑いに落ちないように
端正に踊っているのが
凄い
綺麗だし…。
update2006/09/16
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鈴
僕の頭の後ろで
ちゃりちゃりと
長いこと鳴り続けている音がある
鈴のような涼しい音なのだが
ほんとは
木魚の音
金属製の木魚の音
何度も失った気がする
すがしさの
中で
その度ごとに
回復するもの
今回も。
update2006/09/01
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宝尽くし
宝尽くしの引着ができてくる。
贅を尽したと
言える代物。
この子に
心底の愛情をもっている訳でもないのに
ぐっと
自分の何かを賭けてしまう
私の
業は
様々なところやものに顕れていて
ちょっと恥ずかしい気もするが
それが
比較したら
美しいものであって欲しいと
思う。
絶対の美などとは
言える生き様はもっていない。
せめて
少しでも
と、
思う。
update2006/08/31
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暁光
冥府から抜ける
とき
必ずといってよいくらい言われるのは
振り返ってはいけないということ
振り返りはしなかったが
暁光が見えそうになる瞬間
止めてしまうという悪癖をもっていた
未知のものに
取り憑かれたようにのめり込む
くせに
できそうになると
止めてしまう。
柱三本…。
柱三本まで建てたら家は建てられる
そうなると先に進めない。
黎明に叛くもの/宇月原晴明の描く
松永久秀はまさに
そんな男。
警告なのかと思うほどの
リアリティで私の前に現れた
update2006/08/25
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update2006/07/24
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+++ポジティブになれるのか?
中学生は本を読まない
それがあたりまのことだと
中学の先生がしらっと言う。
そんな時代になった。
嘆きを聞いて
そんな中学生に
夜想を持ってもらう
それが
新たな挑戦!
と、笑ったら。
ポジティブですね、と感心された。
もちろん
やせ我慢で言っている…。
でも可能になったら面白いな。
足がかりとして
浅草橋に拠点をもった。
ギャラリ−機能もある。
ショップもある。
update2006/06/17
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モレスキン2
モレスキンの黒の
フォルダーの中を
覗き込んで
本を頼んだ
自分の動機でなく
他人の動機で仕事をすることを
長く続けて
それが習い性になっているのかもしれない
どうやったらアーティストになれるのかと
聞かれると
自分の動機をもつこと
と、答えるけれど
自分はもっていない
きっとアーティストの資質がないのだろうと思う
そんなことを
言っていないで
すっと立てばいいのに
と、自分自身に言いたくなることもある。
update2006/03/26