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夕焼けだんだん+富士見坂

谷中には
階段や坂が多い
展覧会場のHIGUREは
三角地帯の底にあるので
どこからか坂を下るなり
階段を降りるなり
蛇道を抜けるなりしないと
たどり着かない

夕陽が見える頃に
会場に行くボクは
やっぱり夜想型の人間なんだろうか

update2005/02/23

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可愛いⅡ

恋月姫さんの人形の
瞑目の子たちは特異な人気がある
瞑り目の人形を目指して
会場に訪れる人は多い

しかしその最中に
ふっとロリータの
可愛い人形に
心を魅かれてしまう人がいる

選んで連れてかえるのは「可愛い」
ある意味分かる気がする
不思議な現象ではあるが

update2005/02/23

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小笠原伯爵邸

お屋敷で展覧会をしたくて
いろいろ探している
ギャラリーがあると聞いて
小笠原伯爵邸に
来てみたが、
ギャラリーは今はレストランに組み込まれている。
貸していないとのこと、残念。

建物には
人の貌や
時代の陰が映されて
残っていることがある
それは記憶であり
何かの記録ではあるのだが
未来へと何かを運んでいるものである

奇麗に改造されてしまうと
今のひとの欲望が映される

update2005/02/21

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可愛い


縫い合わされ傷を抱いているように見える子たち
その本質が仮にあるとしたら
可愛かったり、少しひょうきんだったりする
のではないだろうか……。三浦悦子の人形は。
その可愛い
そして可哀想な感じのシェーマが
人の心を曳き付けるのだろう。

update2005/02/20

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アミカ

風邪を押して名古屋・アミカに
アミカは高架下にある
月が見える

エスプレッソをご馳走になりながら
インスタレーションのプランを書きつける
ここではどんな工夫をしようかなと
思いを巡らせていると
タンタンの話になった

オーナーの岡田さんは
コレクター
次々とタンタンの週刊誌やらグッズやらを出してきた

すっかりタンタンに曳かれてしまった
まずいぞ。

update2005/02/17

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銀座交殉社ビル

30年前ここで
カトル・ド・シネマや
コルボ・シネマテークが自主上映を行っていた
おかっぱの長髪でサングラスの人が
いつも観客で来ていた
その人が
灰野敬二だと分かったのは
だいぶ後のこと

ポランスキーの映画
「M」「水の中のナイフ」
ポランスキーの強烈なイメージは
ここで植えつけられた

いま
交詢社はセレブの
セレクトショップになっている
そしてウィンドーにはマネキンをばらばらに
して組み合わせたディスプレー
時代だな……。

update2005/02/14

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復活

夜想が少しずつ復活基調になってきている。
ドールあと少しで完売する。

雑誌を作りながらいろいろな人と
話をする。
と、いろいろなことが見える。

生きていることとそこに流れている時代との合いには
いろいろむらがあって
疎外されて苛められる時期があったり
多くの人に愛される時期があったり
そんなことを話すと
あ、私もという人が多い。

夜想もきっとそういう流れの粗の部分にあたって
辛い時代があったのだ
そう思うことにしている。

自分が元気な時には
少しでも元気を分けてあげたい。
自分もそうしてもらったから。

update2005/02/11