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キャバレー・ボルテール

浅草にも監視カメラ
地下鉄の入口に
今だに闇市の匂いのする
新仲見世入口の地下通路
そこに……

キャバレーボルテールの
カークが
ソロアルバムで
イギリスの監視カメラをモチーフに
音を作っていたけど
カッコよい。

日本でもそんなカッコよい
アゲインストが
表現できないかな

update2005/02/10

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三原展

三原さんの展覧会のオープニングは大盛況、80人以上の観客。
ヴァンパイア・カフェでの2次会
恋月姫さんと歓談してご機嫌な三原さん。
私の人形は左上に神の光を見ているの
恋月姫さん
劇場の光も神の光は
下手上空から射してくる
それは
脳のなかに微妙なバランスの擦れがあるからかも……
ボクにそんな考えが浮かんだ

update2005/02/08

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三浦悦子展覧会

セッティングが佳境に入った。
人形が良く見えるように
注意をしながら
3階分のインスタレーションの準備をする

傷を見せる
+それは身体と心の両方の傷のことだが
その行為を前向きにとらえるか
やはり傷は見たくないと
美さに耽るのか
極端に二分化されていくような気がする

update2005/02/04

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深海に


過ぎてしまった感覚が
どれだけ記憶に
残っているものなのか

それは意識としての記憶
ではなく
何かのおりに
ふっと水面に湧き上がって
くる
澱のようなもの

あの時
地下室の中で
もうこれ以上囚われたら
頭蓋が深海色に
染まってしまうと思った
その感覚は

いま復活しかかっている
夜想の作業のなかでは
記憶にないが
ふと
深海の色を見ると
甦る

そこに行ってはいけない

自分で声を出してみる

update2005/01/25

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違和感

どうしてそう言われてしまうのか
どうして
そう受け止められてしまうのか
という違和感は
吸い取り紙に拡がっていく
ブルーのインクのように
描きたくない絵を描いていく

はじまりは
ごく些細なことだったかもしれない
しかし拡がってしまった
不如意の班は
次々と負の出来事を生み出していく

これほどまでに
無垢の悪意が蔓延する時代が
他にあったろうか

update2005/01/24

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伊藤晴雨

三原ミツカズさんの展覧会の打ち合わせに
ヴァニラ画廊に
午前中なのでボクも三原さんも寝てない顔をしている
寝たら起きれないものね。

伊藤晴雨の展示があって
打ち合わせの前にひとしきり心奪われる時間を過ごした

絵も巧くモチーフも好きなのだが
絵に存在しているリアリティが遠くなってしまっているのに
少し驚いた

三原ミツカズさんの絵には
同時代的なリアリティがある
それはファッションとかではなくて
恐ろしいものをどうとらえるかという視点の部分においてだ

update2005/01/22

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上村吉弥

ふと思い立って
ずいぶん歌舞伎を見ていないなと
大阪・松竹座へ

歌舞伎座でもよさそうだけど
友達の吉弥さんからまたはじめようと思ったのだ

歌舞伎は誰々のお客さんというのがあって
初めて切符を買った役者さんが
歌舞伎の門になる
ボクの場合は吉弥さん

どうしてたの?
と心配された。
会社を解散して……とか
いろいろ話をした。

顔を出さなければ
ボクは居ないことになる
そうかずっと死んでいたんだな

update2005/01/16