peyotl.jp
吉田屋料理店
兎の花さし
吉田さんは陶器や小物の選びが抜群
どこで買ったの?
と、聞くと
昨日、陶器市で
吉田屋料理店の仲介で
金子國義の浴衣地を手に入れた
ミュージシャンや現代美術の作家、ディレクターたちが
出入りする店は
交流のサロンになっている
吉田さんがふと聞いた
飴屋さん見に行った?
まだと答えると
行こうと思っているのよ
チャームのあるものは
遠くからでも人を惹く
不思議なものだ
update2005/08/13
peyotl.jp
飯沢耕太郎トークショウ
ヴァニラ画廊での
飯沢耕太郎+ミルキィ・イソベの
トークショウ。
優れた写真家には
編集能力が備わっていて
それが写真集を作る時に
発揮される
と、ミルキィ・イソベ
飯沢さんはしたりという顔で頷いていた
フェティッシュな素材
例えば屍体
と写真の関係で言う時
飯沢耕太郎は
屍体という物質(写真の対象)
屍体写真
その写真で作り上げた屍体写真集
その三つの段階すべてに興味とアディクションをもっている
そこが飯沢耕太郎の凄いところだ
写真展にも
『危ない写真246』にも
飯沢耕太郎の3つのフェティッシュが
いかんなく発揮されている
update2005/08/13
peyotl.jp
分からないこと分かっていないこと
分からないこと
分かっていないことが多い
分かろうとすること自体
不遜なのかもしれないけれど
あなたの思うままで良いのですよ
という
教祖の教えは
美しくないものを
蔓延させているような気がする
生地はそんなに美しくない
その認識の上で
開き直るかどうかが
美学の有り様だと思う。
update2005/08/12
peyotl.jp
はい、はい
はい、よーく分かっております。えぇ、えぇ。
はい、はい。
相手の言うことを追い越すような
受け答え……
広告代理店や
コーディネーターたちの使う
独特のイントネーション
そんな
声が揉み手をするような
場所で、
それを聞きながら
一杯のエスプレッソに涼を求める。
あの時代が部分的にも還ってくるのだろうか
嫌だな……と思いながら
今日も
こんなふうに一日は過ぎてゆく。
update2005/08/11
peyotl.jp
永井荷風
浅草尾張屋には
かつて
よく訪れていた永井荷風の写真が飾ってある
墨東綺譚
に描かれた浅草、向島
玉ノ井の風情は
もちろんもう忍ぶこともできないが
黄昏れるのなら
荷風のようにかな
でも
荷風のように文化勲章をもらっていないし
既に
充分黄昏ているかもしれない
update2005/08/10
peyotl.jp
幻想の黄昏
幻想というダイレクトな言葉を使うときに思っていた浅薄さは、遥か記憶の彼方たし、幻想なるものが黄昏れるという、言語矛盾が現実となる、やや辛い時世になっている。
update2005/08/09
peyotl.jp
光の跡
力が空回りしていた20代30代、
今思えばほほえましい位の
思い出だけれど、
微笑んでいる時点で、
それは老人のスタンスだ。
そうじゃなくて…
辛うじてレーンの中に
力をコントロールできるようになった今こそ、
再びパワープレイをめざしてみたい。
空回りしていたパワーを全て、
効果として有効になるように。
馬鹿な輝きが
甦るように……
update2005/08/08