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また雨に
灯台で
恋月姫人形を撮影しようと
三崎に来たのだが
いきなりの豪雨に綴じ込められた。
稲光もしている
これからどうやって撮影しようか
困った!
恋月姫さんは空間の
拡がりのあるところで
撮れば撮るほど
人形の魅力が出てくる
空間をそもそも
懐胎しているのだろう
update2004/11/01
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ジュネ
Despariを見に
ダークキャッスルへ
主宰のジュネのアクト
聖書に火をかけるパフォーマンスとか
相変わらず
懐かしい
若松武史と
「腐爛の華」や「超男性」を
上演した頃を思いだす
ジュネにゲストに来てもらった
ジュネはあれから
ゴスを掲げて
パフォーマンスを続けていたのだ
update2004/10/30
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ゴシックハート
高原英理さん小谷真理さんの
ゴシックもの出版パーティーに出かける
ドレスコードがあるというので
生まれてはじめて
化粧してでかける
どんな顔していいのやら……。
元幻想文学の東雅夫さん
元トレヴィルの川合健一さんも
登場
で、元夜想の今野か……。
東さんがBK1でやっている
ブログに高原さんのことを書き込んだことが
きっかけ
次の日には
お返しに東さんが
夜想のゴスの特集を掲載してくれた
この速さと
パーソナル性が
何かを生んでいく
ブログの時代がくるかもしれない
update2004/10/30
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月の神殿
新高円寺の駅前で
撮影用の椅子をゲット。
夜想で特集した
鉱物の結晶の話をした
ビスクもある意味
結晶に近い
3億年の時を経ている鉱物結晶の
記憶を
ビスクも持っているに違いない
などと。
update2004/10/29
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月の神殿
エキセントリックなことが
日々の泡に
呑まれて
ただ普通なことになってしまうことが
悲しい
金銭は
さらにその普通になることを
助長する
お金で買えないも
一瞬にしか存在しないもの
その
過剰さが
生きている証なのかもしれない
update2004/10/27
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恋月姫さん
夜想『ドール』の反応が
少しずつ伝わってくる
死のイメージを感じている人たちも多い
硬質なそして凛とした死
表紙の恋月姫さんの人形を
怖いという人もかなりいる
恋月姫さんは
生と死の端境を見据えて
人形を作っている
生まれた瞬間の記憶は、ないけれど、
人間は死ぬことを知っている。
細胞は死ぬことをすでに体験している。
人は、知っていること以上の何かを知っている。
それを思いだしながら作っている。
少女の姿も自分の少女の姿ではない。
恋月姫さんの話を聞いていると
三木成夫の『胎児の世界』と夢野久作の『ドグラマグラ』を思いだす。
細胞の記憶のなかに自分以前の人間たちの記憶がある。
胎児のときに生命の進化を体験し、それを記憶している。
細胞の中にあるものを見るために人の形代が必要なのかもしれない。
update2004/10/25
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空の身体
クローン化した身体
それは存在する前に
イメージとして
我々の肉体を席巻する
身体は空である
そうなると
その空の身体に存在する
私は
何なのか?
という疑問が発生する
微かに残る
幽霊のようなゴーストが
魂であると
そしてそれも確かなものではないような気がすると
空の身体論が流布するなかで
生まれたきた身体の一つが
限りない個性のアウラを持つ可能性を
今、一度、追及したいと
H.R.カオスの「白夜」は
身体は空ではない
私はここにいる
どれほど魂が幽玄な存在になろうとも
私はここにいる
という考えのもとに作られている。
update2004/10/23